ガジュマルの想い

ガジュマルという名前の由来

ガジュマルの樹は、一本いっぽんが、大地に根を深く太く張り、大きく育つ樹です。

形も樹、一本いっぽんが曲がりくねり、個性豊かです。

生命力に溢れ、力強くエネルギッシュなこの樹は沖縄で、魔除けとして大切にされている樹です。

幸せを運ぶキジムナーと言う子どもの精霊が宿る樹でもあります。

子どもたちが幸多き人生でありますように。

ガジュマルの樹のように、個性豊かに、のびのびと健やかに育ちますように。

感性豊かな一方で生きづらさを抱えたお子様や支える大人の困りに寄り添いともに生きる事業を実現したい。

地域に根ざし関わる子どもたちや支える大人を護って頂けますように、そんな想いから

法人名を一般社団法人ガジュマルと命名し

放課後デイサービスガジュマルの運営をはじめました。

ガジュノネ誕生の背景

放課後デイサービスガジュマルを運営するうちに、医療的なケアが必要なお子様、支える保護者様との出会いがありました。

どの保護者の方も現実から目をそらさず、子どもたちの未来のために、今の子どもたちの楽しく生きること前例がないことも、できるようにするには?を考え、突発的な緊急対応や、毎日続くケアの時間の合間を縫うように時間を作り、一生懸命に子どもたちと向きあっている姿を目の当たりにしてきました。

子どもたちの体調に左右される日々も、くじけそうな心情や

孤独に感じる瞬間もありながら、一時も目が離せない暮らしの中で、ただひたすらにあきらめない』『前を向く

医療的なケアが必要なお子さんや身体障がい、重度障がいのあるお子さんを側で支える方々の

その姿を目の当たりにして思ったのは、少しでも苦楽をともに分かち合い道を探したい』『支える大人の考えたり行動したり休息をとる余白時間を作りたいでした。

まだまだ、社会補償は十分ではありません。

また一方で、子どもたちの子ども時間を補償したいと思いました。

子どもたちにはマンツーマンが必須な子どもたちがいました。

彼らが大人になるまでの時間はケアの時間と休息を差し引くと、ケアが必要な子たちの遊べる時間は、一般の子たちの、何分の一の時間になると言う現実があります。

きらきら輝く想い出は後の人生を生きる支えになるでしょう。

沢山楽しい!』を体験し、感じてほしい。

支える人の手は、沢山あればできることは増えます。学校のある平日の時間は短く、軽度の事業所の人員配置では足りません。

小規模で手厚い人員配置の事業所を作ろう

重症心身障がい児医療的ケアのある子を主たる利用者とした放課後等デイサービスを立ち上げようと思いました。

既存事業所のガジュマルの根っことして、強く深く根をはりますように

放課後デイサービス ガジュノネ

と命名しました。

ガジュマルの木

私たちの役割

私達は、保護者と子どもが向き合い、ゆとりをもって接することができるよう、
子どものサポートと同様に、保護者のサポートも大切な役割だと考えています。

共働きの方、核家族世帯、子育てに悩まれている方、時間がない方、
地域の子育てフォローが困難な方、相談先が分からない方
など、様々な相談に乗らせていただきます。

代表紹介

代表写真

【プロフィール】

4人の子持ち。
双子の長男次男(高校2年生)、
三男(高校1年生)長女(小学4年生)
夫の6人家族。
長男次男が高機能自閉症
スペクトラム、
三男が自閉症スペクトラム。

こんにちは。ガジュマル代表理事の田中亜希奈です。
私には高機能自閉症スペクトラムの双子と、知的障害を伴う自閉症スペクトラムの三男、
現在四歳の娘がおり、看護師として2017年7月まで病院勤務をしていました。

放課後等デイサービス事業なら、
「今までの看護師としてのスキルも、母親としての経験も活かし、働くことができる!」
と考え、2017年8月に指定認可を受け、開業しました。

【略歴】

2006年
長崎県の衛生看護専攻科を卒業。
2006年
六地蔵総合病院入職。急性期病棟に配属。以後9年、看護経験を積んで中間管理職へ。
2015年
回復期リハビリ病棟に異動。日常生活に戻るためのサポートを学ぶ。
2017年
一般社団法人ガジュマル設立。放課後等デイサービス事業所開所。

ガジュマルができるまで

【看護師になり、急性期病棟で9年】

看護師免許取得私は長崎県で、高等部の衛生看護科卒業後、二年過程の衛生看護専攻科へ進学し、
二十歳で看護師免許を取得しました。
学費を出してもらった病院に就職のため京都に移住し、
宇治市の総合病院で12年働かせて頂きました。

私の看護師としても人としても目標であり、尊敬する上司は、温かくて厳しい人でした。
問いかけや指示が私には難しかったので頭を抱え、調べて、
正解に至るまで時間はかかりましたが、ご指導頂いたことに、感謝しかありません。

入職から9年間は急性期病棟でお世話になりました。

9年間は急性期病棟でお世話になりました私は、器用に残業なし!というタイプではなく、暑苦しい、
めんどくさいタイプの人間なので、子持ちながら、夜遅くに帰ることもしばしばでした。

9年目に入ったころ、仕事も好きで、やりがいや、醍醐味を感じる反面、
苦手なものは苦手で(伝票処理とか記録等)タイムロスも多く、
効率も悪く残業ばかりでした。

当時、教育担当や副主任業務もしていましたが、役割定義が自分に落としきれておらず、
模索しながら、中途半端な日々を送っていました。

そんな折、回復期リハビリ病棟に異動命令が出ました。

【ターニングポイントとなった回復期リハビリ病棟への異動】

回復期リハビリ病棟への異動役割を果たせていない、中途半端な形で、後輩や同僚のことも心配しながらも、
組織人なので、断るだけの理由はありませんでした。
回復期リハビリ病棟だから早く帰って子どもの事も今より向き合えるかなと思ったのも事実です。

と、思って異動してみると、想定外にやることが山積みで、甘かったと泣くはめになりましたが、
修業してるみたいで、今となっては人生に欠かせないターニングポイントでした。

しかし二足のわらじが履けないタイプの私は、残業が続き、家庭に皺寄せが本格的に生じる毎日。
子育てについてはいつも罪悪感を持っていました。

今後の子育てについて本格的に悩み自分がきちんと育児していないから、子どもが育たないんだ。

他人からも言われたことはありますが、何より自分がそう思っている節があったのです。

高学年にもかかわらず生活力、コミュニケーション力、人に頼る力が乏しい我が子の、
今後の子育てについて本格的に悩みだしました。

【放課後デイサービスについての情報収集と勉強】

放課後等デイサービスの情報収集この頃、療育を学び、放課後等デイサービス事業を知り、
きっと今動かないと後悔する。とデイサービスを探し始めます。

結論としては、きちんと療育をやってるところが少ない。(あっても空いてない。遠い。)
と言うことに考えが至ります。

大人になるまでに、沢山の体験と、経験を積み、生きる力を養うために、
ただ預かる施設ではきっと育たない。
近所の療育施設に空きがないなら、自分で作ろう!

放課後等デイサービスの勉強そんな無謀とも思える計画をし、情報収集をし、
個別療育に力をいれている事業所さんを教えてもらいました。

私はなりふり構わずに、その事業所さんに、
放課後等デイサービスを開きたいので勉強させてほしいと相談しました。

その事業所のスタッフの方は、当時、引くわけでもなく、(実は、引いてたのかも?)
快く引き受けて下さり、今日までお付き合い頂いています。有難うございます。

【ガジュマルの設立と想い】

ガジュマルの設立そして、ガジュマルは平成29年8月22日に認可を受け、
指定放課後等デイサービス事業所となりました。

放課後等デイサービスの基本的役割として、

○子どもの最善の利益の保証
○共生社会の実現に向けた後方支援
○保護者支援

と定義されています。

この大切な役割を念頭におき、ふさわしい職業倫理を基盤として、職務にあたることが私の使命です。

オープンしてから今日まで、支援の質や、向き合う姿勢、各家庭のご事情への出来る限りの配慮を意識して運営して参りました。

今では、事業所は、日々沢山のお子さんが通われ、すっかり子どもたちの集う場所、居場所となりました。

指導員も新しいスタッフも迎え、マネージャーを筆頭に、チーム力のある事業所へと日々成長をしています。

利用者の皆さま、スタッフの皆さま、地域の皆さま、専門家の先輩方に支えられ、ここまできました。
深く感謝いたしております。

子どもたちの成長を側で見られる幸せな仕事どうしてこの仕事がしたいのか、忘れずにいたいですね。
放課後等デイサービスの仕事だから得られるものがきっとあります。
子どもたちの成長を側で見られる幸せな仕事だと思います。

これからも、ガジュマルをどうぞよろしくお願いします。

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